青い鳥楽団とは
青い鳥楽団は1953年に発足したハーモニカバンドです。
場所は岡山県の瀬戸内海に浮かぶ小さな島。ハンセン病の療養所である国立療養所長島愛生園です。
青い鳥楽団が発足した当時、らい予防法はいまだ生きており、治療法があったにもかかわらず、一度ハンセン病にらかんした人々は完治していても絶対隔離を強いられていました。
そうした中のおいて長島愛生園の盲人会が中心となって発足したのが青い鳥楽団です。
青い鳥楽団の楽長、近藤宏一氏はハンセン病完治後も指先の感覚が戻らず、舌読によって点字の譜面を学び、ラジオから聞いた音楽を譜面にし、楽団員たちに配ってハーモニカの練習を続けました。
1955年に邑久高校新良田教室が愛生園にできたことによって全国各地の療養所から高校生が集まり、楽団にはギター・アコーディオンなどのメンバーが加わりました。
こうして23名となった青い鳥楽団は、1967年に楽団メンバーと看護師たちが資金を出し合い、園外演奏会を開くに至るのです。
青い鳥楽団の始めての園外演奏会は茨木病院という精神病院でした。
この感動的な演奏会の評判は次々と広まり、青い鳥楽団は様々な園外演奏会へと呼ばれていくことになります。